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ウイルス性イボ

「手指、足裏のしこりがなかなか治らない、イボかも?」

手指や足裏にできてしまったウイルス性イボは、しこりや見た目がつい気になってしまいますよね。
痛みがないからといって、放置していると、数が増えたり、別の場所に移ったり広がることもあります。
ウイルス性イボの症状、魚の目との見分け方、液体窒素による冷凍凝固法などをわかりやすく解説しています。
1分ほどで読み終えることができますので、ご一読ください。

ウイルス性イボ

原因

ヒトパピローマウイルスが、皮膚表面から感染することにより、角質が異常増殖して発症します。

皮膚の小さな傷からウイルスが侵入し、皮膚が接触することで表皮の基底細胞に感染します。
自身のイボを触っていて、手に移ってしまうなど自分の中でも感染が広がるような場合もあり、感染経路を特定することが難しいこともあります。
ウイルスに感染したとしても免疫力が正常に働けば発症しませんが、アトピー性皮膚炎や手湿疹など肌荒れをしている状態などの場合には感染しやすいとされています。

ウイルス性イボ

症状

手指や足の裏などの角質が厚い部位に、表面が盛り上がったしこりができます。イボは1つではなく、通常、複数できます。
通常、痛みやかゆみはありませんが、足の裏でしこりが大きくなると、魚の目のように痛くなることがあります。

ウイルスには多くの種類があるため、ウイルスの種類によって症状が異なってきます。
ウイルス性イボの中でも発症することが多いウイルスはヒトパピローマウイルスの2型で、尋常性疣贅と呼ばれるイボです。

それ以外には、扁平疣贅や尖圭コンジローマなどウイルスごとに分類されます。
尋常性疣贅の場合は手や足裏などに発症しますが、尖圭コンジローマは性病の一種であり性器周辺に発症します。

尖圭コンジローマのページはこちら

写真

イボの写真、画像は、痛みがなく早くいぼを治したい患者さんへ(いぼ外来) をご覧ください。

PDF3ページ目以降に掲載されています。

検査

見た目やしこり触って性状を確認することにより診断します。

魚の目との見分け方

皮膚科にいらっしゃる患者さまの中には、「魚の目の数が増えてきた」とおっしゃる場合は、ウイルス性イボを疑います。
足裏のイボと魚の目は、通常、見た目で判断することができますが、中には、見分けがつきにくいこともあります。
表面の見た目で判断できない場合は、表面を削ってみると、黒い出血点が認められるのがイボの特徴になります。

治療

マイナス196度の液体窒素に浸した綿棒を、患部に押しつける処置を数回繰り返す冷凍凝固法をおこないます。
1~2週間に一度のペースで処置を継続する必要があります。
足裏のイボで、角質が厚くなっている場合は、角質を削って、液体窒素が浸透しやすくすることもあります。

一回で完治することは少なく、多くは数回繰り返して治療を行う必要があります。

治療期間

患者さまからよく聞かれるのですが、かなり個人差があります。2、3回で治る人もいれば、半年、長い方だと1年くらいかかる人もいます。
イボの感染した細胞を凍らせることにより、壊死させるわけですが、自分の免疫がイボのウイルスをやっつけるように働く、反応を起こすことが必要になります。
繰り返し冷凍凝固法をおこなっても、反応が起こる場合と起こらない場合があります。

注意点

自己判断で手でほじったり削ったりすると、手指や他の箇所にウイルスが感染して結果的に広がってしまうことがあります。

イボが気になってしまって自然と触ってしまうことも多いですが、触ってしまわないように注意してください。
症状が改善してきていても、ウイルスが残っている状態であれば感染が広がったり再発したりする可能性もあります。

また、足の裏にできたイボを自己判断で魚の目だと考え、自分で削ったり市販薬を使用すると悪化するような可能性もあります。
自分で判断せずに、皮膚科の診察を受けるようにしましょう。

予防方法

ウイルス性イボを予防するには、ウイルス感染しないように肌の状態を悪化させないことが大切です。
傷やささくれなどからウイルスが侵入することが多いので、傷などを増やさないように注意しましょう。

まとめ

ウイルス性イボは早めに治療を開始することにより、早期回復が見込まれる病気です。
疑われる症状がある場合は、早めに皮膚科をご受診されることをおすすめします。

当院皮膚科では、液体窒素によるウイルス性イボの治療をおこなっております。お気軽にご受診ください。 なお、顔や首のイボの治療はおこなっておりません。美容皮膚科などへご受診ください。

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