尿道炎

尿道炎の合併症

尿道から侵入した細菌を見つければ、自己の免疫機能が体を保守するために闘います。
そうした状況をは感染といいます。
白血球数などが増え、様々な症状を出すのが炎症症状といいます。
尿道で感染を起こした細菌は、さらに進み前立腺まで侵入すると前立腺炎を起こす場合があります。

前立腺炎が生じると前立腺が腫れてしまい、38℃以上の発熱を伴うこともあります。また前立腺の腫れは尿道を圧迫してしまうため、排尿困難、頻尿、残尿感、時には排尿時に痛みまで現れます。

さらにはその腫れがひどくなってしまうと尿が出なくなってしまうこと(尿閉)もゼロではありません。

前立腺は精子に必要な前立腺液などの産生などにおいて、精子に大きく関わります。

尿道炎からの合併症としてもう一つ大きな疾患「急性精巣上体炎」があります。 尿道で暴れている細菌が、さらに上へ上へと移動すると、陰嚢に到達します。
陰嚢の精巣上体で感染を起こしてしまうと、痛みが現れます。
はじめのうちは軽い痛みであり、陰嚢の一部分に限局されることがありますが、徐々に痛みも強くなり、痛みの部分も陰嚢全体や足の付け根などにも拡大していきます。

また陰嚢が硬く腫れ、熱感も持つようになり将来的には精子の運動が不活発、精子が通る精管が閉塞してしまうなど、不妊症につながる要因となります。
どちらの合併症も軽視できないものであることは確かです。

合併症にならないために

尿道炎を起こしている細菌は一種類とは限りませんが、尿道炎に至るきっかけとなるのは性行為による感染です。
パートナーが菌に感染していれば高い確率で相手にも感染します。

新宿にお勤めや東京都内にお住まいで、尿道に異変を感じた方が当院泌尿器科を受診されますが、尿道炎の起こしている患者さんの多くに見られるのがクラミジアや淋菌となります。
異変の起きる部分が性器になるため、羞恥心や恐怖感を抱くことからも、なかなか受診に結びつかないということが多くみられます。

合併症は最悪な状況が重なると更に体のいろんな部分に良くない結果をもたらします。
合併症を防ぐには、尿道炎の治療をしっかり行うことが必要です。
風邪はウイルス感染ですが、通常は力の弱いウイルスなため、ある程度は自然治癒していきます。

しかし尿道炎は風邪とは違って、症状が改善したといって途中で治療を放棄してしまうと、残っている菌が再増殖を始めます。 菌が完全に消滅したことが確認できるまでしっかりと治療を続けることが大切です。

また尿道炎を起こしてしまう原因は保菌者との性行為の他に、免疫力の低下によることも一つです。
新宿のような都会の環境ではストレスを抱えることも多いと思われますが、ストレスも免疫力を低下させる因子となりますので、普段より精神面、肉体面の自己ケアも忘れないことが重要となります。

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