
厚生労働省発表の2010年度インフルエンザワクチン接種事業においては、
インフルエンザの予防接種の回数は
(1)13歳未満の方 2回接種
(2)それ以外の方 1回接種
【注意】基礎疾患(慢性疾患)をお持ちの方は、医師の判断により2回になることもありますので、詳しくは医師におたずねください。
とのことです。
最近の論文では、成人の場合は、1回接種だと予防効果が64%、2回接種だと94%とされています。1回接種だと予防効果が64%というのは、1回接種をしてインフルエンザに対する十分な予防効果を持つ抗体が作られる可能性が64%だということです。2回接種だと十分な抗体が作られる可能性が94%に増えるということです。
2回接種した方が予防効果は高まりますが、逆に2回接種しても6%の人はインフルエンザにかかってしまうということになりますが、インフルエンザワクチンには、この発症をある程度おさえる効果がありますので、当然ワクチンを打っていれば、インフルエンザにかかった場合でも重症化しにくくなります。
当院では医療関係者、保育・幼稚園・学校関係者などインフルエンザ感染者と接する機会が多い方には2回接種をおすすめしております。
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